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研究内容

量子ナノ抗体薬剤の研究開発

量子ドットや蛍光ナノダイヤモンドなどの量子センサに近赤外照射によりがん細胞を死滅に導く抗体薬剤を結合させた量子ナノ抗体薬剤の開発に取り組みます。

1. 超低毒性生体適合性量子センサの開発
2. 量子センサ結合抗体薬剤(量子ナノ抗体薬剤)の調製

がん細胞リアルタイムイメージングシステムの開発

量子センサの蛍光特性を生かし、生体内でのがん細胞高感度リアルタイムイメージングシステムを開発することで、これまで困難であった極めて微小ながん組織の検出・診断に取り組みます。

3. 量子ナノ抗体薬剤のヒト肺がん細胞株に対する死滅効果検証
4. 量子ナノ抗体薬剤のヒト肺がん細胞株由来スフェロイドに対する死滅効果検証
5. 量子ナノ抗体薬剤の生体内薬物動態(ADME)評価(マウス生体)

量子ナノがん光免疫療法(QPIT)の開発と臨床応用

量子ナノ抗体薬剤の効果を細胞レベル、生体レベル(小動物対象)で検証するとともに、生体深部のがんに対する治療方法を構築します。更に、患者由来のヒト検体を用いた有効性を検証することで、臨床応用に取り組みます。

6. 肺がんモデルマウスに対するQPITの治療効果検証(マウス生体、マウス組織・臓器)
7. 肺がん患者血中循環がん細胞(CTC)に対する特異的結合能評価(ヒト肺がん細胞)
8. 肺がん患者切除検体に対する組織染色評価(ヒト組織・臓器)